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  • 体を締める日と、ゆるめる日のバランス

    いつも頑張らなくてもいい。
    “締める日”と“ゆるめる日”を見極めることで、心が整う。

    ピラティスでは、インナーマッスルを使って体を締めます。
    けれど、そればかりでは疲れてしまう。
    大切なのは「ゆるめる日」も持つこと。

    生き方も同じです。
    全力の日もあれば、流す日もある。
    頑張ることよりも、「休む勇気」を持つ方が難しいと感じます。

    体を締める日と、ゆるめる日のリズムを知ること。
    それが、自分の心と仲良くなる鍵なのかもしれません。

  • 青森の風に舞う落ち葉と、コンテンポラリーの軌跡

    風に舞う落ち葉のように、
    自分の心を自由に動かす──コンテンポラリーの秋。

    レッスン帰り、ふと道端で落ち葉が舞っていました。
    その動きがまるでダンサーのようで、思わず足を止めました。

    風に逆らわず、流れるように舞うその姿。
    コンテンポラリーダンスの“即興”のようでした。

    人もまた、自然の一部。
    無理に形をつくるより、流れに身をまかせた方が、
    自分らしい動きになることがあります。

    体の動きは、心のリズムを表す。
    今日の私の動きは、どんな風をまとっているだろう。
    そんなことを思いながら、青森の秋風の中を歩きました。

  • ヨガの呼吸が、家族との対話をやさしくする

    呼吸が整うと、言葉も変わる。
    ヨガを通して感じた“家族との調和”の物語。

    ある日、長男と少し言い合いになりました。
    お互いに疲れていたのでしょう。
    その夜、私はヨガマットの上で静かに呼吸をしました。

    吸って、吐いて。
    息が深まるたびに、心が柔らかくなっていく。
    不思議と、次の朝には言葉がやさしく出てくるのです。

    呼吸は、自分と相手をつなぐ“橋”。
    ヨガの呼吸を続けていると、
    自然と人との距離感まで変わっていく気がします。

    家族の空気が穏やかになるのは、
    たぶん、私の呼吸が穏やかだから。
    そんな小さな気づきが、今日の宝物です。

  • 子どもが笑うその横で、私も少し深呼吸

    子どもの笑い声は、最高のBGM。
    日常の中の“ちょっとした深呼吸”が、私のリセット時間。

    夕方、宿題をしている子どもたちの横で、
    私はそっとソファに座って深呼吸をします。

    忙しい毎日の中で、
    ほんの5秒でも「自分に戻る時間」を持つと、
    不思議と気持ちが穏やかになります。

    笑い声やケンカの声、テレビの音。
    そのすべてが、私にとって“生きている音”。
    完璧な静けさじゃなくても、
    「今ここにいる」感覚が心を癒してくれる。

    深呼吸ひとつで、空気が変わる。
    それが私の一番身近なセルフケアです。

  • オンラインでも“つながり”は感じられる

    画面の向こうのあなたと、同じ空気を感じたい。
    オンラインでも心は届く、そんなレッスンの日。

    レッスンが始まる前、
    「こんにちは〜!」という声が画面越しに広がります。
    それだけで、部屋の空気が少し明るくなる。

    遠くにいても、同じ時間に呼吸を合わせると、
    不思議と一体感が生まれます。
    オンラインでも“見守り合う安心感”があるのです。

    「今日はちょっと疲れ気味です」と言う方もいれば、
    「昨日のストレッチで肩こりが軽くなりました」と笑う方も。
    そのやり取りに、いつも励まされています。

    画面の向こうにいる人も、
    確かに“ここにいる”──
    それがオンラインピラティスの魅力だと思います。

  • 姿勢を変えたら、見える景色も変わった

    姿勢を正した瞬間、心の中にも光が差し込む。
    ピラティスを通して見えてきた“心の姿勢”の話。

    気づくと、最近少し猫背気味になっていました。
    子どもの荷物、買い物袋、仕事…。
    つい前かがみになることが多く、肩に力が入っていました。

    久しぶりにゆっくりピラティスをすると、
    呼吸とともに胸が開いていく感覚がありました。
    その瞬間、体だけでなく、心にも空気が通ったような気がしたのです。

    姿勢を整えることは、
    「どう生きたいか」を体で表現することなのかもしれません。
    視線を上げるだけで、見える景色は変わります。
    それは、人生の見方にもつながっている気がします。

  • 夜のストレッチで、一日の感情をほどく

    夜、家が静かになったら自分の時間。
    ストレッチで、体も心も優しく整えるひととき。

    夜、子どもたちが寝静まった後、
    リビングの灯りを少し落として、静かにストレッチをします。
    体を伸ばすたびに、「今日も頑張ったね」と自分に声をかけるような気持ち。

    一日の中で感じた喜びや、少しの苛立ちや、疲れ。
    全部、体に記憶されているから、
    ゆっくり呼吸をしながら、その感情をほどいていく。

    寝る前のこの時間があるだけで、
    次の日の朝が少し優しくなる。
    ストレッチは、体だけでなく心を整える“夜の祈り”のような時間です。

  • 7人の夕食時間に学ぶ“調和”というレッスン

    家族7人の夕食は、毎晩ちょっとしたオーケストラ。
    その中に見つけた「調和」という生き方のヒント。

    夕方、台所はまるでコンサートのリハーサルのよう。
    鍋の音、子どもの声、笑い声、そして「ママ、これどこ?」の声。
    この騒がしさの中にも、ちゃんとリズムがあります。

    7人それぞれ違う個性を持ちながら、
    一緒に食卓を囲む時間は“調和”のレッスン。
    全員が同じテンポでなくてもいい。
    誰かが急ぎ、誰かが遅れても、全体として温かいハーモニーが流れている。

    ピラティスでもそう。
    呼吸と動きが噛み合うと、体が一気に心地よくなる。
    家庭もまた、そんな呼吸でできているのかもしれません。

  • コンテンポラリーの動きは、心の景色を映す鏡

    踊ることは、生きること。
    コンテンポラリーダンスを通して感じた、心と身体の関係。

    コンテンポラリーダンスをしていると、自分の心が動きに出る瞬間があります。
    嬉しい時は軽く、悲しい時は重く。
    体が心を隠さずに語ってしまうのです。

    昔は「うまく踊らなきゃ」と思っていたけれど、
    今は「その時の私でいい」と思えるようになりました。
    それが本当の表現であり、生き方にもつながっている気がします。

    動きの中で、自分の中にある“本音”を見つける。
    それは時に苦しくても、確実に心を自由にしてくれる。
    踊ることは、生きることそのもの。
    今日もマットの上で、心と体がひとつになる時間を味わいます。

  • 青森の空気を吸い込みながら、身体が教えてくれること

    自然の中で動くと、体が教えてくれることがある。
    青森の秋風の中で感じた、心と体の対話。

    外に出ると、ひんやりとした空気が肌を包みます。
    青森の秋は短く、でもとても深い。
    その空気を吸うだけで、体の奥まで目が覚めるようです。

    歩いていると、足裏から地面の冷たさが伝わり、
    自然と姿勢が伸びて、呼吸が深くなります。
    ピラティスで大切にしている「重力との調和」って、
    実は自然の中に答えがあるのかもしれません。

    体はいつも、何かを教えてくれます。
    「冷たいね」「気持ちいいね」「少し疲れたね」──
    それを感じる力を育てていくことが、健康への第一歩。
    今日も青森の風に教えられながら、生きる感覚を磨いています。